ウェビナーコンテンツを活用しきれていない?3つの方法で成果をあげよう

ウェビナーにおいて、コンテンツは非常に重要な役割を担っています。なぜならコンテンツの内容によって、セミナーの反響が大きく変動するからです。

ウェビナーを実施する上で、コンテンツが重要なことは理解しつつも、以下のように悩まれている方が多いのではないでしょうか。

  • オンラインセミナーのコンテンツを有効活用する方法がわからない。
  • そもそもウェビナーのコンテンツってどんなものがあるの?
  • 魅力的なコンテンツを作るにはどうしたらいい?

有益なコンテンツを所有しているにもかかわらず、活用しきれていなければ、見込み客獲得などの機会損失に繋がっている可能性があります。

そこで本記事では、ウェビナーのコンテンツを活用するためにやるべき3つのことに加えて、コンテンツの蓄積方法も解説していきます。わかりやすく簡潔に記載しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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ウェビナーにおけるコンテンツの種類

ウェビナーにおけるコンテンツの種類は、以下の通りです。

  • 講演資料
  • 録画データ
  • アンケート結果
  • Q&A

講演資料

講演資料は、最もスタンダードなコンテンツです。ウェビナー開催前に準備しておき、開催当日はスライド形式や画面共有で、参加者に共有するケースが多いです。

講演資料のようなコンテンツは、社内の会議やプレゼンでも同様に用意することが多いため、イメージしやすいでしょう。加えて、主催者や登壇者が事前に準備しておくことで、ウェビナーをスムーズに進行でき、参加者にとって理解も早まります。

録画データ

録画データもウェビナーでよく利用されるコンテンツです。過去に開催したウェビナーを録画しておき、それ自体をコンテンツとして活用します。

録画データのメリットは、一度開催したウェビナーをリサイクルできることです。一からウェビナーのコンテンツを準備する必要がなく、開催者の労力も省略できます。

アンケート結果

アンケート結果は、参加者から集ったアンケートによるコンテンツです。参加者のリアルな意見が組み込まれていることから、信用性の高いものと言えます。

講演資料、録画データは多くの企業で活用されています。しかし、アンケート結果をコンテンツとして活用している企業は少ないです。

他社との差別化を図れ、有益なウェビナーにするために必要なコンテンツだと言えます。

Q&A

Q&Aもアンケート結果と同様、参加者から得られるコンテンツです。アンケート結果との違いは、ウェビナー後の意見なのか、開催当日中の意見なのかという点です。

Q&Aは、開催当日に参加者から投げかけられた質問に対し、回答したものです。Q&Aというコンテンツを得るためには、ウェビナー中に参加者が感じている疑問点を回収する必要があります。

セミナーの合間に、参加者が質問する時間を設けることで、回収しやすくなります。

ウェビナーのコンテンツを活用するためにやるべき3つのこと

ウェビナーのコンテンツを活用するためにやるべきことは、以下の3つです。

  1. インセンティブ活用でアンケートの回収率を高める
  2. 出席できなかった参加者に後日アプローチする
  3. 潜在顧客に対するコンバージョンポイントを設置する

インセンティブ活用でアンケートの回収率を高める

インセンティブを活用することで、アンケートの回収率を高められます。ウェビナーにおいて、アンケート結果は参加者から得られるリアルな意見であるため、非常に有効なコンテンツです。

※インセンティブとは、モチベーションを維持・増幅させるための外的刺激。ここではアンケートに回答してくれる代わりに、特典を付与することを意味しています。

インセンティブと聞くと、「有料のものを付与しなければならない」と思うかもしれません。しかし、その必要はありません。

例えば、ウェビナーの内容をさらに深掘りした情報や、開催したウェビナーの資料や録画データも、参加者にとって有益なインセンティブとなります。

出席できなかった参加者に後日アプローチする

ウェビナー開催日時やスケジュールの関係などで、出席できなかった参加者にアプローチすることで、コンテンツを活用できます。ウェビナーにおけるコンテンツは、開催当日のみ有効ということはありません。

出席できなかった参加者にアプローチすることで、リサイクルできます。加えて、当日参加できなかった人は、元々そのウェビナーの内容に興味のある人です。

つまり、アポイント獲得率が非常に高いということです。

潜在顧客に対するコンバージョンポイントを設置する

今すぐウェビナーに興味を示さなくても、いずれ興味の湧くであろう潜在顧客に対してもアプローチしましょう。現状、ニーズがそれほどなくても、きっかけを作ることで、興味を示す場合があります。

具体的には、資料請求やダウンロードなどのコンバージョンポイントを設置することで、潜在顧客にアプローチできます。ダウンロード有効期間を設けるなどの限定性を付与することで、反応率は向上します。

ウェビナーのコンテンツを蓄積する4つの方法

ウェビナーのコンテンツを蓄積する方法は、以下の4つです。

  • 録画機能を使う
  • Q&Aやアンケート機能を活用する
  • 分析機能を活用し、参加者のデータを取得する
  • 共同ウェビナーを開催する場合は事前に了承を得る

録画機能を使う

録画機能を使うことで、ウェビナー自体をコンテンツとして蓄積できます。録画機能は、多くのウェビナーツールで搭載されている機能です。

開催するウェビナーは録画不要だと判断しても、いずれまた活用できる可能性があります。録画機能を活用しつつ、ウェビナーを開催するように意識しておきましょう。

Q&Aやアンケート機能を活用する

Q&Aやアンケート機能を活用する方法でも、コンテンツの蓄積が可能です。これらは参加者のリアルな意見であるため、有益なコンテンツとなります。

ウェビナーの開催数を重ねることで、より多くの意見を吸い上げられます。Q&Aやアンケート結果を元に、ウェビナーの改善や新たなコンテンツ作成が可能となります。

ウェビナー開催する際には、Q&Aやアンケート機能の活用を心がけましょう。

分析機能を活用し、参加者のデータを取得する

ウェビナーツールの中には、分析機能にフォーカスしたものがあります。ネクプロなどのツールを活用すれば、データを詳細に分析できるため、参加者のニーズを理解しやすくなります。

Q&Aやアンケートも一種のデータですが、顕在的なものです。一方、分析機能を活用したデータは、参加者の潜在的なデータとなります。

分析したデータを蓄積することで、それ自体をコンテンツとして活用できます。加えて、分析したデータは、新たなコンテンツ作りにも役立ちます。

共同ウェビナーを開催する場合は事前に了承を得る

共同ウェビナーを開催する場合は、事前に了承を得ておきましょう。そもそも他社と共同で開催するウェビナーは、自社だけでは完結しないため、有益なものになる可能性が高いです。

ウェビナー開催後に、了承を得ようとする場合、先方社内での確認などが原因で時間を要します。スピーディーかつスムーズに進行させるため、事前に了承を得る方が賢明です。

有益なウェビナーコンテンツを作るポイント

有益なウェビナーコンテンツを作るポイントは、以下の通りです。

  • 顧客の状況に応じて作成する
  • 興味を惹きつけるタイトルを考える

顧客の状況に応じて作成する

顧客の状況に応じてコンテンツを作成することで、参加者にとって有益なものとなります。具体的に考えるべき顧客の状況とは、以下の要素です。

  1. 課題認識
  2. 情報収集
  3. 比較検討
  4. 提案段階

課題認識

課題認識している顧客は、自社の具体的な課題を認識しておらず、漠然と悩んでいる段階です。このターゲットに対しては、課題を認識させるためのコンテンツを活用して、アプローチしましょう。

事前にターゲットの課題を明確に把握し、それに対して気づきを得させます。例えば、「営業における生産性低下の原因とは?意外な落とし穴」など、売上低下など、漠然と悩む顧客に対して、具体的な要因を指摘します。

情報収集

情報収集をしている段階の顧客は、自社の課題を認識しつつも、解決方法がわからない状況です。このターゲット層には、ウェビナー上で課題解決できる方法を解説していきます。

具体的には、課題解決できる方法を深掘りする「商談率を向上させるためにすべきことは?意識すべき5つの要素」といったコンテンツです。

比較検討

比較検討している顧客は、情報収集をする中で、課題解決できる有効的な手法を知り、自社に導入することを検討しています。しかし、どの企業の商品・サービスを導入するかは、まだ未決の段階です。

ウェビナー開催者が紹介する商品・サービスの、メリットやデメリットを詳細に発信します。課題解決に至る根拠や、実績なども合わせたコンテンツを作成しましょう。

提案段階

提案段階は顧客自身が決定した商品・サービスを導入するにあたって、社内で提案する段階です。営業で例えると、クロージングに該当します。

顧客が社内の稟議で通しやすくなるような要素を主張していきます。今だけお得に導入できるなど、限定性を付与することで、説得しやすくなります。

興味を惹きつけるタイトルを考える

興味を惹きつけるタイトルを考えることも、コンテンツ作成において重要です。なぜなら、タイトルはコンテンツの入り口であるからです。

内容がコンテンツの内部であるならば、タイトルは外的コンテンツと言えます。興味を惹きつけるタイトルには、以下の7つの要素を取り入れると効果的です。

  1. 自分ごとだと思わせる「ターゲット」
  2. 未来を見せる「ベネフィット」
  3. 信用を得る「権威性」
  4. 具体性を増す「数字」
  5. 行動しやすくなる「簡易性」
  6. レア感を打ち出す「希少性」
  7. 今をアピールする「トレンド」

詳しくは以下の記事で解説していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

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コンテンツは蓄積でき、蓄積された量が多ければ多いほど、有益なものとなります。それ自体をコンテンツとして活用でき、蓄積されたものから新たなコンテンツを作成することも可能です。

自社が開催するウェビナーに適切なコンテンツを選定し、有効活用していくことで、ウェビナー自体が有益なものとなります。

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