主催:「日経ビジネススクール」運営事務局
料金: 41800円
講師:武藤 泰明氏(むとう やすあき)
早稲田大学教授
概要:
◆はじめに
(1)いくつかの「成功事例」から
(2)未来予測の「ユーザー」として未来を予測する
(3)未来は三層構造:予見可能性/生起確率/不確実性
◆1.分析から予測へ
(1)事実を知る
(2)定説を疑う/常識を捨てる
(3)知識の「島」に「橋」を架ける
(4)外国と比べる
(5)合理的な解釈からストーリーを組み立てる
(6)「べき論」と未来予測の違い
◆2.予測のフレームワーク
(1)短期、中期、長期
(2)世界経済の現状と予測についての情報収集
(3)トレンド・イベント・事件で環境変化をとらえる
(4)外部環境と内部環境
(5)不確実性とリアル・オプション
◆3.景気予測の読み方と使い方~分析手法①
(1)GDPの構成要素
(2)名目と実質
(3)GDPと連動しない重要な経済指標
(4)GDPはどう予測されているか
(5)どこ(誰)の予測を参考にすればよいか
◆4.社会環境の動向と分析方法~分析手法②
(1)基本は人口と人口動態
(2)データの信頼性を評価する
(3)コーホートで考える
◆5.競争環境~分析手法③
(1)「現在の競争」と「未来の競争」の違い
(2)現在の競争環境と競争相手を的確に把握する
(3)3年後のゲームチェンジに備える
-上位市場と下位市場:意外な競争相手を意識する
-技術革新で競争環境が変わる
(4)産業組織から競争環境変化をとらえる
(5)分析事例:医薬品からコンビニの未来を考える
◆6.制度環境~分析手法④
(1)制度環境は予測しやすい
(2)国内の制度と海外(国際)制度との関係
◆7.情報源とネットワーク~情報収集法
(1)役に立つ統計情報と入手方法
(2)アンケート調査には間違いが多い
(3)データに騙されないための基礎知識
【演習】標本バイアス:プロでも間違えるデータ分析の基本
◆8.予測能力を高める
(1)比較する習慣
(2)トレンドを知る:自分の「定番」のデータを持つ
(3)違和感を大切にすると転換点が見つかる
(4)アウトプットする習慣
(5)予測の表現方法:「降水確率」が信頼される理由
◆9.組織として予測能力を高める
(1)「そこそこ有能」な集団は予測能力が高い
(2)集合知:プロの予測の平均を使う
【演習】プロより優れた未来予測の手法
(3)チームで予測する
(4)経営計画に「社員の予測」を利用する