主催:日経クロステック 日経ものづくり
料金:49800円
講師:森川 聡久(もりかわ あきひさ)氏
ヴィッツ 取締役 トラストシステムコンサルティング部 部長
概要:近年、多種多様なシステムで人工知能(AI)が活用され、サービスの変革が著しい状況にあります。自動車や医療機器などのセーフティクリティカルシステムにおいても同様です。代表例の1つである自動運転システムでは、AIの誤判断が原因で自動運転車の誤制御が働き、事故につながるケースが報告されています。
そのため、AIを搭載したセーフティクリティカルシステムの安全性を示すことは、国際的に重要な技術課題となっています。欧米では、AIに対する規制要件が検討され、さまざまな提案がされています。さらに欧州では、AIの認証制度化の具体的な検討も進められています。シンガポールなどのように、既に規制化を開始した国もあります。
また、AIの安全性担保には機能安全規格への適合が必要であり、現在AIの機能安全規格の策定が進められております。これらの国際要件に対応するには、AIを搭載したセーフティクリティカルシステムを機能安全規格に適合することが必須となり、さらに各国の規制要件に適合させ、場合によってはAIの認証を取得することが求められています。
これに対し、講師が所属する株式会社ヴィッツでは、AI搭載システムを機能安全規格に適合するためのさまざまな方策を考案し、具体的なリファレンスプロジェクトを開発して、標準化活動へ技術提案してきました。
本セミナーでは、機能安全の基礎や考え方、AI搭載システムを機能安全規格に適合する方法などについて解説します。また、グループ演習を通じて、AI搭載システムの安全設計と安全評価、学習プロセスに関する具体的な実施方法を習得します。