主催:日刊工業新聞社
料金:33,000円
講師:小池 忠男 氏
概要:
今までの日本の機械図面では、もはや海外での企業展開には通用しません。
その最大の理由は、「形状の表し方」にあります。これまでの日本の図面は、部品のあるべき「形状」を、ほとんど「寸法公差」を用いて指示し、表現してきました。しかし、「寸法公差」でカバーできる部分は非常に少なく、ほとんどの場合、数値と記号を用いて図示する「幾何公差」を使って指示しないと、細かな要求内容を正確に表現することはできません。
本セミナー【中級編】では、まず、 現在JISで規定されている全19種類の「幾何公差」のうち、特に重要なものについて、その指示方法とポイントをしっかり理解してもらいます。
さらに、現JISにはない、最新のISO規格で規定されたいくつかの幾何公差、特に「位置度」と「輪郭度」について詳しく解説します。
最後に、演習問題に取り組むことで、「幾何公差」に対する理解を確かなものにし、使いこなせることを目標とします。
本セミナーは、「幾何公差」について基本的な知識のある方をはじめ、ご自身の「幾何公差による図面」にさらに磨きをかけたい方、海外企業に対しても通用する「機械図面」で部品製造、または部品検査をする立場の方、さらにISO製図規格に基づいた社内標準の作成を任されている方などにとって、大いに役立つ内容です。
本セミナーを受講することで、世界に通用する機械図面では必須である「幾何公差」を理解し、使いこなすことができるものと期待しております。
「幾何公差」の基本的な図示方法や使い方については、8/25(木)開催の【初級編】セミナーでご説明いたしました。
※初級編を受講されていない方でも、ご受講可能です。