主催:日刊工業新聞社
料金:44,000円
講師:遠藤 友貴哉 氏
概要:
品質管理や品質保証などの担当者は日々、さらなる不良率の低減や再発不良ゼロに腐心されているでしょう。
ところが、製品の「出来栄え」、つまり作業の「出来栄え」の管理を主とする現在の方法では、それが望めません。例えば、品質要求事項として『ねじ浮きなき事』という指示が日常的になされているでしょうが、電動ドライバーの締付完了信号を手で感じ取ることで「作業完了!」と勘違いをしたままに、作業を終えている場合が多いです。
本来、ここで求められているのは、ねじ頭を着座させてねじ締め作業を完了することであり、ねじ頭の着座部に目線を当てるという目的を持った「行為(プロセス)」により品質管理がなされるべきです。
このように、目的を持った動作を保証することを「行為保証」といい、新たな品質管理手法として導入が急拡大しています。本講座は、その提唱者を講師に迎え、行為保証の考え方から、その考えにもとづく現場ノウハウを明確にした「製造技術標準」や「改善項目リスト」などの作成方法、これらを用いた作業のバラツキ低減および再発不良ゼロの進め方まで、行為保証の展開方法を具体的に解説します。
特に加工・組立工程で発生している品質の構造問題を理解し、かつ真因究明へのアプローチが掴める内容となっています。
行為保証の導入により、各作業者はなすべき作業を明確に確認することができ、また、管理監督者は、管理すべきことを明確にできます。それゆえに、各現場で「作業のバラツキを解消できた」「再発不良をゼロにできた」「暗黙知を形式知化(ノウハウ・ノウホワイを技術に転換)できた」といった成果を上げています。行為保証の展開で貴社の現場品質を劇変しましょう!
《受講対象》
製造部、品質管理部、品質保証部、品質に関する組織・部署の管理監督者など