主催:日刊工業新聞社
料金:44,000円
講師:横田 明 氏
概要:
客先の保有する製品コストテーブルは、いろいろなメーカから過去に提出された見積りをグラフから回帰解析したり、彼らなりの分析の結果作られたものでしょう。ですので、彼ら自身もコストテーブルの中身まで理解していることはまずないかと思います。
射出成形品でなくとも、物の適正原価を決めることは重要ですが、経理で計算された原価で、製品価格交渉が出来るわけでもありません。価格交渉には、いろいろな交渉術が必要なため、技術者も引き連れて行くこともあるでしょう。しかし、連れていかれた技術者も営業自体も経理問題はわからず、結局は、システマチックでない話で終わることも多いかと思います。
コストテーブルをもっとシステマチックに理解できれば、営業も技術も交渉しやすくなるでしょう。そして新人にもわかりやすいはずです。
このセミナーでは、客先から提示された初期の簡単な製品図から、金型サイズ、必要機械サイズ、成形サイクル、加工費、型費の予測を、パソコンを使うだけで迅速に算出する方法を紹介します。
計算結果が提示された製品図との関連性が理解できるので、客先にもわかりやすく、交渉も効率的に進めることができるようになるでしょう。
コストテーブルについて考え直してみましょう。
セミナー対象者
本セミナーは、これまでにプラスチック成形に携わってきた人にとっても、新しい視点から見直すチャンスにもなり、また全体像を見る内容であるため、管理職や、海外事業部のリーダーにも役立つことを目的としています。また、プラスチック成形の専門的なことを知らなくても理解できる内容としているので、技術営業や営業関係の新人教育用としても最適です。