主催:日経ビジネススクール
料金:44,000円
講師:大津 広一氏
概要:
▼1 【いま最も必要とされる仕事力 ~戦略思考力・会計力とその融合~】
・「会計力」とは、会計数値を理解し読み解く力
・「戦略思考力」とは、企業活動を理解し考察する力
・「論理的思考力」とは、「会計力」と「戦略思考力」を結び付ける力
【会計力編】
▼2 損益計算書(P/L)はマトリクスで読む
(1)総利益と販管費に見る比例関係を小売り6社に読む
(2)販管費の中身から読み解く販売戦略(人件費、販促費、広告、研究開発、物流、家賃)
(3)業界別に見る、総利益率、販管費率の平均値
(4)大手小売業2社のPLを比較する ファーストリテイリング VS 三越伊勢丹ホールディングス
【演習】「5つの業界トップ企業(製造業、小売業、サービス業)を類推する
▼3 貸借対照表(B/S)を読み解く3つの基本法則
(1)BSは、大局観、優先順位、仮説思考で読む 大手サービス業のBSで実践する
(2)棚卸資産は、時系列に分解して読む(原材料⇒仕掛品⇒製品)
(3)有形固定資産は、項目別に分解して読む(建物、機械、土地)
(4)運転資金で資金調達する会社、資金を失う会社
(5)業界別に見る、運転資金、固定資産、資金調達の平均値
(6)大手小売業2社のBSを比較する ファーストリテイリング VS 三越伊勢丹ホールディングス
【演習】1.「業績不振企業の決算書の数値から、企業名を類推する」
2.「製造業X 社という企業名から、決算書を類推する」
【戦略思考力編】
▼4 5つの力で「競争環境と会計数値のつながりを読み解く」
(1)業界の競争環境を読む解くフレームワーク
(2)強弱両者の脅威を考える、時系列で考える、業界を機能でとらえることが大切
【演習】「鉄鋼業界を5つの力で読むことで、新日鐵住金の誕生を考える」
▼5 バリュー・チェーンで「付加価値連鎖と会計数値のつながりを読み解く」
(1)付加価値の戦略を考えるフレームワーク
(2)どこでどう優位性を築くのか、どこは自社ではやらないのかを決めることが大切
【演習】「アパレル小売業をバリュー・チェーンで読むことで、決算書の違いを考える」
▼6 マーケティングの4Pで「売るための仕組みと会計数値のつながりを読み解く」
(1)売るための仕組みを4つの切り口で考えるフレームワーク
(2)STPで明らかにしたターゲット・セグメントに対して、4つのPとの一貫性が大切
【演習】「カフェ業界をマーケティングの4Pで読むことで、決算書の違いを考える」
▼7 まとめ
~経営者の視点で数値をとらえて、意思決定していくために
※講師著書「ビジネススクールで身につける 会計×戦略思考」(日本経済新聞出版)を受講者にお配りします。
※電卓をご持参下さい。