主催:「日経ビジネススクール」運営事務局
料金:48,400円
講師:竹埜 正文氏(たけの まさふみ)氏
クリフィックスFAS マネージング・ディレクター
概要:
コロナ禍による社会経済の変容を受け、本邦企業の事業買収、事業撤退は加速しています。一方で、事業戦略の一環としてM&Aを掲げたものの、「良質案件に巡り合えない」、「案件の是非を判断しきれない」といった声も多く聞かれます。さらに、買収後の業績不振、既存事業の慢性的な停滞に苦しむケースも多く、買収と同時に事業からの撤退も大きな課題となっています。
M&A市場は、完璧な売り案件は少ないのが現実です。M&Aの検討は、単なる候補案件の選り好みのプロセスではなく、対象事業というリソースを事業戦略の一環として戦力化するための条件と手順の探求にこそ、時間をかける必要があります。また、事業撤退は既存事業、買収事業ともに、タイミングを含めて悩ましい課題となっています。
この講座では、M&Aの最前線で行われている事業買収、撤退の実務の知見をもとに、役員・経営幹部向けに、(1)事業経営におけるM&Aの現状と意義を整理、(2)失敗例を通じて、M&Aの留意点を確認、(3)買収時の検討の勘所を整理、(4)事業撤退、売却のポイントについて解説して、理解を深めていただきます。