米国で急進するマイクログリッドと日本の針路【ライブ配信】

米国で急進するマイクログリッドと日本の針路【ライブ配信】

主催:株式会社 新社会システム総合研究所
料金:38,500円
講師:阪口 幸雄 氏 (サカグチ ユキオ)氏
クリーンエネルギー研究所 代表
概要:

■ライブ配信 ■アーカイブ配信

~「コマーシャルマイクログリッド」と「広域マイクログリッド」~

1.「マイクログリッド」とは何か
2.「コマーシャルマイクログリッド」
3.「広域マイクログリッド」
4.マイクログリッドコントローラ
5.マイクログリッド向けインバーター
6.マイクログリッドの標準化規格
7.マイクログリッドの検査に用いられるHILテスト
8.マイクログリッドの具体例
9.マイクログリッドの経済性
10.日本のビジネスチャンスを考える
11.質疑応答

米国では1月20日にバイデン政権が誕生し、新政権の目玉政策であるクリーンエネルギーへの転換が始まった。これに伴い、2035年までの発電セクターにおける脱炭素化と、2050年のパリ協定遵守に向かって全セクターでの化石燃料使用の停止が本格化する。
バイデン政権のプランに関わらず、米国の電力業界は、集中型システムから分散型・双方向型のシステムへとシフトしつつあるが、インフラの老朽化、大規模自然災害の頻発、再生可能エネルギー発電の増加等が原因で、停電が起きやすくなっている。同時に、新しい技術、再生可能エネルギー統合にかかる価格の低下、規制の変化によって、エネルギー(電力)を作り、送り、配り、貯め、管理・共有し、使う選択肢と自由度が増えてきている。
これらの変革の最中にある米国の電力業界において、「エネルギーの地産地消」、「ビジネス中断リスクの低減」、「地域レジリエンシー強化」、「分散電源統合」、「社会インフラ再構築」に関わるソリューションの一つが「マイクログリッド」である。停電が起きた場合に電力グリッドから「分離」でき、サバイブできる機能が、マイクログリッドと他の分散型ソリューションの大きな違いであり原動力となっている。そのほか、エネルギーコストの安定、温室効果ガス排出量の削減、電力会社(配電事業者)から見て切り離しが容易といったメリットも大きい。
マイクログリッドと言っても、「単一需要家向けのコマーシャルマイクログリッド」と「広域自律型マイクログリッド」に分かれるが、本セミナーでは、両方の特徴を詳しくみていく。
また、マイクログリッドコントロールシステムの進化、標準規格の制定、HIL(Hardware-In-the-Loop)を用いたテスト手法の進化、法規改正機運(カリフォルニア州のSB1339)、相変わらず多い自然災害と停電、等が後押しとなり、今後10年で両者が車輪の両輪のように進むと考えられる。また、技術革新や増える災害が後押ししているだけではなく、経済性の向上が大きな要因になっている。
近年日本でも「広域マイクログリッド」が話題になることが多いが、先行する米国での例を参考に、どこにビジネスチャンスがあるのか、「第三者所有モデル」や「電力会社所有モデル」は成り立つのか等を多方面から解析し、日本はどう取り組むべきかを考える。

※プログラムは最新状況に応じて変更する場合があります


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ウェビナー概要

開始

2021年8月11日 - 09:30

終了

12:00

Cost

38,500.00 円

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