主催:日刊工業新聞社
料金:33,000円
講師:小田 淳 氏
概要:
製造業に携わる仕事をしていても、一人の技術者が関わる箇所はその製品のごく一部である場合が多くあります。それは製品全体の一部であったり、製品化プロセス全体の一部であったりします。
例えば、設計者が製品のある一部分だけを設計していると、その箇所の品質が製品全体ではどのくらい重要なのか、また自身が設計した部品が製品全体でどのくらいのコストを占めているか分かりません。
また、品質管理や生産管理の担当者は、製品の全体は見えていたとしても、どのような意図で企画され、またいくらで販売されるのか知りません。
本セミナーでは、特に若手技術者に向けて、競争力のある製品開発に必要な4つの視点を中心に解説します。
製品のそれぞれの箇所と製品化の各プロセスはシームレスに連携して成立しているものです。一つの製品に関わる技術者が「製品」と「製品化プロセス」の全体を理解して業務を進めているか否かが、技術者のスキルとその成長、さらに業務のモチベーションに大きく影響します。
よって、これらの理解を若手技術者のときに深めていただきたいと思います。
現在、EVをはじめとする多くの中国製品が、技術的/品質的に日本製品の存在を脅かしています。
「日本の製造業が立ち遅れつつある原因はどこにあり、何を改善していけばよいのか」
「これからの日本の技術者はどのような思考で製品化設計を進めるべきか」
に関しても、一緒に考えたいと思います。
日本は貿易輸出金額の85 %を製品(装置、家電、車関係など)に頼ったモノづくり立国です。本セミナーによって、設計者・品質保証・製造技術・購買の若手技術者が、世界をリードし一目おかれる技術者に近づければと思います。
■受講対象者
・新たに製品開発・設計を始める経営者/技術者
・量産製品にこれから携わる技術者
・製品開発・設計企業の新人〜3年目の技術者
・製品開発・設計企業の人で製品化プロセスの全体像を知りたい人
・自社でオリジナル製品を作りたい企業
・自社の設計/品質システムがしっかり構築されてない企業